８日（土）の午後、本校が水泳の授業で使用している「Ｂ&Ｇ海洋センタープール」のリニューアルオープン式典がありました。

　Ｂ＆Ｇ財団の菅原理事長さんや、中村理事さん、松山市長さんが来賓としてプールに来られました。

　開会式では、まず野志市長さんから「Ｂ＆Ｇ財団さんのおかげで、とてもきれいにプールが改修されました。中島小・中学生の授業や部活動、島の人たちの健康増進のために、この新しくなったプールを大いに活用してほしい。」と挨拶がありました。

　そして、菅原理事長さんからは「Ｂ＆Ｇ財団の保有するプールなどの施設は全国にたくさんあります。しかし、その中でも、この中島は、地域の施設に対する定着率の高さや、小・中学生の利用が活発であることなどから、今回改修のお手伝いをすることにしました。これからもどんどん使ってください。」とお話がありました。

　これらの挨拶を受けて、島の利用者代表として中島小学校の６年生児童が謝辞を述べました。

　「プールがきれいになってとても嬉しいです。これからも、新しいプールでＢ＆Ｇ中島海洋クラブや、体育の水泳の授業などでいっぱい活動していきたいです。」

　緊張しながらも、最後までしっかりとお礼を言うことができました。

　その後、来賓の方々３人と代表児童とでテープカットを行い、開会式を終えました。

　式典後は、子どもたちのお待ちかねのリニューアルオープンイベント「泳ぎ初め＆水泳指導」です。

　実は来賓の一人である中村真衣（理事）さんは、元シドニーオリンピック100ｍ背泳ぎの銀メダリストです。

　マネージャーさんの解説によると、このようなプールの式典では、すべてのレーンで「事故なくプールが使えますように」との願いを込めて、「泳ぎ初め」をするという習わしがあるのだそうです。

　すると、子どもたちなどからの「よーいどん！」の合図で、１レーンから順番にいろいろな泳法で中村さんが「泳ぎ初め」をしていきました。

　「泳ぎ初め」をしている間、子どもたちは、ずっとオリンピアンの泳ぎに魅了されていました。

　特に、全体を通してあまりに静かな泳ぎに「上手な人の泳ぎは水しぶきがほとんど立たないんだ」と感心している様子でした。

　また、背泳ぎの際のバサロ（潜水泳法）の場面では、泳ぎだしたと思うとあっという間にゴールにたどり着いてしまい、「さすが銀メダル！」と驚きの声が上がっていました。

　「泳ぎ初め」の最後は、中村さんと子どもたちによる一本締めで締めくくられました。

　イベントの途中では、マネージャーさんからの「銀メダルは後で鑑賞会をします。『噛まない、落とさない、持って帰らない』だけは必ず守ってください。」という言葉に、会場全体が笑いに包まれる場面もありました。

　終始和やかな雰囲気でリニューアルオープン式典＆イベントが進んでいきました。

　中村さん、「水泳指導」や「メダル鑑賞会＆フリートークタイム」など、子どもたちのために貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

　本校のプール開きは明日13日（木）の予定です。

　（この日の様子は、９日（日）の「愛媛新聞」と次回の「広報まつやま」に掲載されるそうです。）