みかん博士になろう!🍊(5・6年生「みかん産業」SDGs学習・キャリア教育)
2024年11月28日 16時29分28日(木)の5時間目、5・6年生が総合的な学習の時間で、中島の特産品でもある「みかん」についての学習を行いました。
今年も、中島小学校のSDGsの取組の一つである「島のみかん産業を応援する」活動の一環として、中島のみかん農家の方と協力し、全校でみかんジュースのラベル作りなどに挑戦しています。
今日は、そのラベル作りでお世話になっているSDGsコンダクターさんを「みかん博士」として本校にお招きし、これまで果樹園等で体験させていただいた活動のまとめとして、子どもたちからの質問に答える形で学習会を開きました。
「中島のみかんづくりの『なぜ』を解決しよう」の学習課題のもと、子どもたちは、
「一番大変な時期はいつですか。」
「農家になって嬉しかったことはありますか。」
「『 愛媛34号』は育てるのが難しいと以前聞きました。他にそんなみかんはありますか。」
「どう育ってほしいですか。育てるときに思っていることを教えてください。」
「新品種の『愛媛果試第48号』を作って何年目ですか。」
「前に見せてもらった『透湿防水シート』を使った製法についてもう少し詳しく教えてください。」
「加工食品はジュース以外は作らないのですか。」
と、これまで疑問に感じていたことを、たくさん質問していました。
みかん博士からは、
「今一番多く取れるのは温州ミカンの早生(わせ)。みかんは取れる時期によって早生、中生(なかて)、晩生(おくて)と呼ばれていて、12月からは『愛媛果試第48号』もできる。今は忙しいがとても楽しい時期。」
「一番工夫していることは『楽しくやる』こと。こちらが嫌々やっているとみかんにもその気持ちが伝わってしまうような気がしている。有機肥料100%で除草剤をやっていない。」
といったお話を聞くことができました。
中でも、「例えばいよかんの大きさは品種の特性で、その中での大きい小さいを決めているのは農家さんの作り方によるもの。上手に大きく育てられるかが腕の見せ所。1本の木に何個作れるのかもその人の技術による。」という話に、子どもたちもとても驚いていました。
子どもたちは、みかん農家の方の思いや様々な工夫、努力を知り、改めて職業としてのものづくりのすばらしさに魅力を感じていたようでした。
みんなまた一歩「みかん博士」に近づくことができましたね。
今日はお忙しい中、SDGsコンダクター様ありがとうございました。
次回は、子どもたちの意見として出てきた「中島のみかんを残していく方法」について考えていきたいと思っています。