豊かな瀬戸内海を守るために🐬(3・4年生 総合的な学習)
2024年3月7日 14時24分2月29日(木)、3月7日(木)に、3・4年生は、総合的な学習の時間で海洋ごみについて学びました。
海岸などで打ちつけられるごみは、その景観を損なうだけでなく環境汚染にもつながります。
私たちは、ペットボトルやビニール袋などを便利なものとして利用しますが、ポイ捨てや不適切な処分により、風や大雨などの影響を受けて海に流れ出ることがあります。
世界では、プラスチックごみの約9割がリサイクルされず海へと流出してしまっているのだそうです。
そして、プラスチックごみは海洋生物にも大きな影響を及ぼします。
餌と間違えて誤飲したり、網が絡まり動けなくなるなど、死に至る場合もあります。
環境省によると、海洋には毎年800万トン以上のプラスチックごみが流出していて、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるという推計もされています。
子どもたちは、これまで学習したことを生かして、海洋ゴミを使ったリサイクル方法について考えました。
「秋に1・2年生に招待された『おもちゃ遊び』を応用して、射的の的に海洋ゴミを使ってみたい。」
「海洋ゴミを使った低学年対象のシルエットクイズをタブレットパソコンで作ってみたい。」
どれも、みんなに「楽しみながら海洋ゴミについて学んでもらおう」という発想から生まれたものです。
今日は、SDGs学習でお世話になった方々に協力していただき、姫ヶ浜に海洋ゴミの採集に行ってきました。
夏の時期に比べると比較的海洋ゴミは少なかったですが、子どもたちは「みんなの学習教材に」と袋がいっぱいになるまで一生懸命海洋ゴミを拾い集めました。
学んだことは、人に教えるうちに、本当の意味で自分のものになります。
集めた材料をもとに完成した教材を使って、1・2年生にしっかりと学んだことを教えられるといいですね。