10月２日（水）の全校朝会で「島の風香（ふうか）」贈呈式が行われました。

　「島の風香」は、中島地域の新たな土産物にしようと、昨年地域の方と北条地域の洋菓子職人の方が考案して作られた焼き菓子です。

　特産のナツカン（夏ミカン）をジャムにしてコーティングした、外がサクッ、中はしっとりしたラスクのような焼き菓子で、今年のトライアスロン中島大会で来られた方々からもとても好評でした。

　本校では、SDGｓ学習の一環として、「中島を元気にしよう（住み続けられるまちづくりを）」のテーマのもと、このお菓子の包装について、島の風景の絵を描くことで協力しています。

　先日、お菓子作りの計画に携わっておられる方々からのご厚意で、児童に完成したお菓子をいただきました。

　今年包装デザインとして採用された児童は３名で、それぞれのデザインで包装されたお菓子を全校児童の前で紹介し手渡しました。

　自分たちの絵によって包装された、中島らしさあふれる商品に、子どもたちはとても嬉しそうでした。

　贈呈式の後、校長先生からは「このお菓子作りは何のためにしていたのですか？」と児童に投げかけられ、「島を元気にするため」という本校のSDGｓ活動の目標の振り返りを行いました。

　そして、「では、運営委員さんが今毎朝頑張っている『あいさつ仙人を目指そう！（挨拶運動』は、何のためにしているのですか？」とさらに質問されました。

　すると、しばらく考えた後、何人かの児童から「みんなを元気にするためです」「運営委員さんが、朝下を向いて元気のない友達も笑顔にしたいからと言っていました」と意見が出てきはじめました。

　校長先生は「その通りですね。今日の話のキーワードは、『やる木（気）・本木（気）・元木（気）』の３本の木の中の『元木（気）』です。先月の交通安全運動期間中に登校班と一緒に登校しました。朝会った地域の方やすれ違う中学生に気持ちの良い挨拶ができていましたか？ 忙しい中朝早くから登校を見守ってくれている地域の方々や運営委員さんの思いに応えられるのは、みんなの元気のよい挨拶ではないでしょうか」と子どもたちに話されました。

　運営委員さんをはじめ、多くの児童がいつも以上にうなずきながら話を聞いている姿が見られました。

　これからの中島っ子の挨拶が、さらにより良いものになっていくものと期待しています。

　お菓子を提供してくださった小立周平 様、ありがとうございました。

　あわせて、日頃より子どもたちの見守りに協力してくださっている地域・保護者の皆様、秋の全国交通安全運動期間中も大変お世話になりました。ありがとうございました。