先週11月29日（金）の午後、中島総合文化センターで行われた追川礼章（おいかわ　あやとし）さんのピアノコンサートに、中学生と一緒に参加しました。

　追川さんは、首都圏以外で初めて開くソロコンサートを翌日に控えているお忙しい中、今回アウトリーチ活動として中島にお越しいただきました。

　全国で活躍されているピアニストの方の演奏を間近で聴くことができるとあって、子どもたちもとても興味をもって参加しました。

　演奏は「水上の音楽　第2組曲第2曲”アラ・ホーンパイプ”（G.F.ヘンデル）」、「幻想即興曲（F.ショパン）」、「ポロネーズ第6番”英雄”（F.ショパン）」、「エリーゼのために（L.V.ベートヴェン）」、「ピアノソナタ第23番”熱情”第3楽章（L.V.ベートヴェン）」の順で行われました。

　「この曲は聴いたことがあるよ。」

　「とっても速く指が動いてるのを見てびっくりした。」

　「すごく曲の重みを感じるね。」

　「まねできるかな。」

　また、名曲の演奏だけでなく、子どもたちをステージに上げていただき、指くぐりや指広げ、指越しといった指使いの基本動作も見せていただきました。

　最後まで飽きさせない、小学生にもわかりやすく構成された演出に、みんなとても満足しているようでした。

　演奏の合間に、追川さんは

　「好きなことが趣味になり、趣味に時間をかけると特技になり、いずれその特技が自分を助けてくれる。」

　「例えて言うなら絵を描くのもそうです。好きなら何枚でも描くといいです。」

　と、子どもたちに語ってくれました。

　子どもたちが今ちょうど進めている「キャリア学習」に通じるものを感じました。

　最後のアンコールでは、中島のイメージソングとして平成元年に作られた「白いかおりの島へ（坂本冬美）」が演奏され、子どもたちもとてもうれしそうでした。

　子どもたちのために素敵な演奏をありがとうございました。

　機会があれば、私たちの「白いかおりの島」へまたぜひお越しください。