ふるさとはみかんのはなのにほふとき(種田山頭火)🍊(「いのちと絆の木」収穫集会)

2024年12月16日 14時54分

 16日(月)のお昼休みに、全校児童が校庭に集まり、「いのちと絆の木」収穫集会がありました。

 2018年に発生した西日本豪雨を受けて、本校では毎年7月7日に「あの日を忘れない」という想いを高め、命や絆の大切さについて考える集会を行っています。

 その決意の象徴として、忽那諸島怒和島で亡くなられた3人のご家族に思いを馳せ、3本の「紅まどんな」の木が3年前に校庭に植樹されました。(下の写真は3年前の「植樹式」のようす)

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 植樹されてから、これまで子どもたちは毎日水やりなどの木の世話を行い、命を慈しむ気持ちやふるさとを愛する気持ちを育んできました。

 あれから3年の月日が流れ、いよいよこの冬初めてみかんの収穫ができるようになりました。

 先週PTA副会長さんに実のなり具合を見ていただいたところ、「15日以降なら収穫しても大丈夫」と言っていただき、子どもたちにすぐにそのことを話しました。

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 子どもたちからは、さっそく収穫集会のアイデアや集会進行役の割り振りなどについての意見が次々と出され、準備をして今日の日を迎えました。

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 最初は、進行係から校庭にある3本の「いのちと絆の木」についての説明や子どもたちの想いを聞きました。

 3本の紅まどんなの木の名前は、「紅葉(くれは)」「紅花(くれか)」「紅実(くれみ)」と言います。

 西日本豪雨のあった翌年から中島小に通う予定だった二人の姉妹と、そのお母さんを追悼する3本の木です。

 そして、代表児童から柑橘の収穫ばさみの使い方について説明が行われました。

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 「はさみの反っているところをうまく使って、傷をつけないように二度切りします。」

 先月キャリア学習で学んだ収穫ばさみの使い方のコツを、みかんの模型を使って下学年にもわかりやすく伝えていました。

 3本の木には、合計50個のみかんがなっていました。

 子どもたちは、収穫ばさみを上手に使いながら一人1つずつ実を収穫していきました。

 下学年児童を上学年児童がやさしく教えながら収穫作業が進んでいきました。

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 校長先生からは、

 「卒業した先輩方も含めていろいろな人の手を借りて、毎日世話し続けて、3年かかって育ったみかんです。家に持ち帰って、家族の人と今日聞いた西日本豪雨のことや、自分で収穫したことなどをお話しながらおいしくいただきましょう。」と話がありました。

 最後に代表児童からは、

 「世話をしながらこの日をずっと楽しみにしていました。みんなで収穫できてとてもうれしいです。」

 と挨拶があり、拍手で集会を終えました。

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 オレンジに輝くおいしそうなみかんを手に、子どもたちはとても嬉しそうでした。

 これまでいろいろとお手伝いいただいたPTAの皆様ありがとうございました。

 これからも、大切に育て続けていきたいと思います。